工事が進んでいます
こんにちは!建築部の出口です。
12月も半ばとなり、今年も残すところ2週間となりました。冬枯れの厳しい寒さが続いております。体調を崩されませんよう、暖かくしてお過ごしください。
さて工事の方は、屋根葺き、シャッター・アルミサッシの取付けが完了し、外壁パネル張りを進めています。今回の屋根はインシュレーション工法(二重折板断熱工法)にて行いました。インシュレーション工法とは、屋根材を二重葺きとし、その下弦材と上弦材の間に断熱材(グラスウール)をサンドイッチする工法です。また、今回の屋根材は30m超の長さが必要となるため、現場成型を行いました。現場成型とは、ロール状に巻かれた鋼材(成型用コイル)を成型機に通して、現場で折板に加工する方法です。その後成型した折板をレッカーで屋根上に吊り上げて、手作業で葺いていきます。
内部では、事務所部分1階、2階ともに土間コンクリート打設が完了し、工場と事務所の間仕切りとなるALCパネルの建込み、柱・梁の耐火被覆(マキベエ)の巻き付けを行いました。
今月は、工場部分の土間コンクリート打設を予定しております。また、事務所部分の内装工事、外構工事も進めていきます。
次回のレポートもお楽しみに!
鉄骨建方が完了しました
こんにちは!建築部の出口です。
11月に入り、日が短くなり朝夕の寒さが身にしみる季節となりました。
さて工事の方は、10月中旬に基礎コンクリート打設を行いました。その後、型枠解体・埋戻しを行い、基礎工事が完了しました。
その後、土間下改良・砕石敷きを行いました。土間下改良は粉体のセメント系固化材と土を重機で混合撹拌、転圧・締固めを行うことで、安定した地盤を形成します。改良後の施工確認は、フェノールフタレイン溶液を吹きかけて確認します。フェノールフタレイン溶液は酸性・中性では無色、アルカリ性では赤色に変化する性質があるため、この色の変化で改良の有無を確認することができます。
続いてはいよいよ鉄骨建方です。鉄骨は一番高いところで高さ約9m、一部材の最大重量は2.4tにもなります。鉄骨建方はレッカーを使用して、一つ一つ順番に部材を組み立てていきます。鉄骨が建つと、建物の形がわかるようになり、一気に景色が変わりますね。
鉄骨建方が完了したので、この後は腰壁、鉄骨塗装、屋根葺き、外壁張り、内部土間・間仕切り等、内外共に作業を進めていきます。次回の進捗レポートもお楽しみに!
工事が始まりました
こんにちは!建築部の出口です。
このたび有限会社ホウダテクニカル様の亀山工場建設工事を施工させていただくこととなりました。これから工事の様子を紹介してまいりますので、どうぞ完成までお付き合いください!
今回施工させていただくのは工場・事務所からなる、鉄骨造、2階建て、延べ床面積2,039.94㎡の建物です。
工事の開始に先立ちまして、8月吉日に地鎮祭を執り行いました。安全を祈願し、事故なく完成の日を迎えられるよう安全第一で工事を進めてまいります。
さて、9月に入り工事が始まりました。まずは建物の基礎を支えるための柱状地盤改良工事です。柱状改良とは、セメント系固化材をスラリー状(液体状)にして地盤に注入しながら機械で混合撹拌することで、軟弱土を円柱状に固化して地盤強化を図る地盤改良工法の一つです。改良径は直径1,000mm、改良の掘削深度は約3mから10mです。このように様々な支持地盤の深さに対応できるのも柱状改良工法の特徴です。確実に支持地盤に到達させて不同沈下を防ぎます。
続いては、基礎工事です。基礎工事は掘削→アンカーセット→配筋→型枠建込み→コンクリート打設の順に進めていきます。現在は基礎配筋まで完了しています。
鉄筋工事は設計図等で決められた太さ・数量の鉄筋を「あき」や「かぶり厚さ」を確保しながら配置し配筋を行います。
「あき」とは、隣り合う鉄筋面間の最小距離を指します。コンクリート打設時に粗骨材が途中で詰まらず隅までしっかり充填できるように、「あき」の寸法は鉄筋径やコンクリートに使用される粗骨材径によって変わります。
「かぶり厚さ」とは、最も外側の鉄筋からコンクリート表面までの距離を指します。鉄筋が錆びないようにするため、コンクリートがひび割れにくくするために「かぶり厚さ」を確保する必要があります。この「かぶり厚さ」を確保するために、現場ではスペーサーを使用します。
次回は鉄骨建方までをご紹介します。お楽しみに!